英語の苦手意識克服法 【伝われば御の字】

こんにちは、ジータです。

英語の苦手意識って皆さんありますよね。。

僕もありました。

英語の苦手意識について少し考えて見ようと思います。

僕はカナダに留学しました。カナダの小さな村の小さなカレッジに入りました。

最初に読み書きのテストをしました。結果はほぼ満点。白人の先生はこれに驚いてましたが、話をすると全然話せない。これにも驚いてました。

僕は受験英語で鍛えておりましたので、読み書きは得意でした。

「なんで文法が完璧なのに話せないんだ?」とカナダの先生は思ったでしょうね。

僕は話せないというより、おどおどしていて、間違えを犯すことを恐れていたと思います。それと、白人に対してコンプレックスを持っていましたね。

つまり、

自信がない

のだと自分を分析しました。

僕の自信がないと言う事を深堀りすると、日本人として自信がないのだと気づきました。

なぜか。

日本の歴史に自信がないからと仮説を立てて、

それで日本の歴史を徹底的に勉強しました。沢山の本を読みました。

その中で一番の衝撃を受けたのは、【敵兵を救出せよ】と言う本です。

日本の歴史の教科書は第一次世界大戦あたりから勉強する気が失せるほど、面白くありません。暗いですよね。。

それで敢えて勉強は避けていたのですが、留学を契機に色々と勉強しました。

戦争はダメとか戦争はいけないって誰でもわかってることは、ここでは言いません。そんなの誰でもわかってます。誰も好き好んで戦争に行きたい人間などいません。

しかし、戦争という生きるか死ぬかの究極の中でこそ生まれる美しい話があると僕は思うのです。

【敵兵を救出せよ】は太平洋戦争中に、駆逐艦「雷」の工藤艦長が漂流している敵兵イギリス兵400名を、危険を顧みず救出した話でございます。

敵兵なんで憎いはずです。撃ち殺しても良いはずです。

しかし、「敵とて人間、困っている人を助けずしてフェアに戦えない。」という工藤艦長の信念で敵兵を救助します。

イギリス兵士はほとんど体力がなく、自分で艦に登れません。日本兵が海に飛び込んで救助します。

すべての兵を救助した後、工藤艦長はイギリス兵に対して

「You have fought bravely. You are the guests of the Imperial Japanese Navy.」と述べます。

その後工藤艦長はその事を一切語らず、亡くなったんです。後年、救われたイギリス兵の一人が工藤艦長のお墓参りをします。そのイギリス兵の訪問で初めて親族がこの話を聞いたそうです。

この本を読んで、「日本人に生まれて良かった。」と単純に思いました。

歴史というのはそういうものだと僕は思ってます。歴史は背骨みたいなものかなと。背筋がしゃんとしました。

「俺は日本人たい。どこに行っても胸を張って生きるばい。」
「なんで白人にびびっとるとや、情けなか。」

と思うようになりました。また、

「日本人として恥ずかしい事は出来ん。」

英語が出来ないくらいでおどおどしてどうするんだ、間違えたらどうしようって情けなか。。間違えても笑い飛ばすくらいの度量があってもいいだろうと開き直りました。

英語が苦手な人って、かつての僕のように日本人として自信がないのではと思う。

カナダで会った人間の中に、アイデンティティが何なのかはっきりしないので悩んでいる人もいました。アメリカと文化がほぼ同じだからです。歴史も浅いです。

カナダ人に「あなたのアイデンティティは何?」って聞いて答えられる人っているのかな。もしかしたら、「アメリカが嫌い」って言うのがアイデンティティかもしれないですが。。笑

日本人の文化の深みはカナダ人にとってはあこがれだろうと思う。
白人は背が高くてちょっと見た目が良いだけで、同じ人間です。同じ人間ですのでたかが知れてますよ。

僕は日本の歴史や文化は誇るべきものと信じているから、どこに行っても胸を張って堂々としてます。(ある意味、根拠のない自信ですが)

だから、自分なりでいいので、日本の歴史や文化を勉強して根拠のない自信を持ちましょう!

そして、英語は所詮、道具であるから【伝われば御の字】くらいの勢いでやりましょう。伝わればんいいです!

「ネイティブスピーカーのしゃべれるようになる。」って妄想は捨てましょう!彼らはボキャブラリーが違いますから、到底無理ですよ。。しかも、ビジネスの場面で、ネイティブスピーカーのようにしゃべれるように求められるかと言われれば、そうでもないと思います。それより、専門性が求められるのでそこを極めたほうが良いかと思います。(専門性が高くて、価値が高ければ、無理して英語を話さずに通訳を雇えばいいでしょうし。)

ネイティブスピーカーのように話そうとすれば、永遠に勉強しないと厳しいですよ。。それになれるかどうかは疑問です。。(僕はカツゼツが悪いので何百年勉強しても無理ですね。。)

それこそ、英語教室の思うつぼですよ。。

まとめですが、

僕の英語の苦手意識は、日本人としての自信のなさから来るものでした。自分なりに日本の歴史や文化を勉強して、誇りを持ち、根拠のない自信を持ちましょう。

それと英語は手段です。目的ではないので、【伝われば御の字】で勉強しましょう!

これが僕の英語の苦手意識解消法でございます。

工藤艦長のような日本人がいたことは、日本人としては誇りですね。

読んで頂きまして有難うございました!

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