カタコト英語　アメリカ西海岸のバスの旅

こんにちは、ジータです。

カナダ留学中に暇だったので、バスでバンクーバーからロサンゼルスまで行こうと急に思い立ち、行くことに決めました。
特に目的はありません。友達もいませんので単なる暇潰しです。
僕は無鉄砲、無計画だから簡単に考えて、すぐ着くだろうと思ってました！完全にバカでした！若気の至りですな。。

地図上では、近そうに見えましたが、さすがアメリカ、デカイ。。。
(今Googleマップで見たら、2000km、福岡市から札幌市までの距離より長いやんけ！爆笑)

バス編

いつまで経っても着かない。バスにずっと乗りっぱなしでサンフランシスコに着くまでにほぼ二日程度かかりました。宿とか全く考えてなかったので、バスのデポの椅子で夜を過ごしました。
なぜなら、夜にバスがデポに着きますが、夜のアメリカはかなり危険。。
僕もベッドで寝たかったですが、デポを出るとかなり危険な香りが充満してましたので、ホテルを探すのを諦めました。

いやー、バスはすごい。
一番後ろで寝てたら、いつの間にか黒人の若者に囲まれてたり、バスのデポでろれつの回ってないおじさんに絡まれたりとアメリカを満喫出来ました。(飛行機だったら、こんな経験出来ない。)

サンフランシスコ編

みすぼらしい恰好でフラフラしてたら、おじいさんが泊まる所ないなら泊まっていいよと言われたので泊めてもらいました。
(よく考えるとかなり色んな意味で危険。サンフランシスコはゲイの方も多い。)
そのおじいさんは単なる優しいおじいさんで助かりました。。ありがとうございました！

ロサンゼルス編　ゾフ

ロサンゼルスに着いても、目的ないので退屈しました。退屈していると、道端でバイオリンを弾いて生計を立ててる黒人のおっさんと仲良くなりました。名前はゾフだったかな。。
そのおっさんはみすぼらしい僕の見た目からか、ハンバーガーをおごってくれました。
カタコトの英語(日本語英語)でゾフと沢山話をしましたな。ゾフは真剣に聞いてくれた。ふざけた話やいやらしい話など。(俺のじいちゃん、忍者だぜって言ったら真剣に信じてました。後からばらしましたけど。笑)

しかし、
僕は日本人として、アメリカ人と仲良くなる機会があったら言いたいことがあった。広島と長崎に落とした核の件だ。

僕はつたない英語でアメリカが核を広島と長崎に落として、沢山の市民を殺したんだ、だから僕はアメリカを許さないと言う話をゾフにした。
ゾフは真面目な顔をした。何を言うのか。

「白人がやったんだ。俺を恨まないでくれ。」と答えた。
僕は「そうか。」と色んな思いが駆け巡る。
そうだよな。アメリカも一枚岩ではないんだな、と。
白人、黒人、ヒスパニック系、アジア系、ネイティブアメリカンなど色んな人達がいるんだ。
ゾフは何か色々あって、道端でバイオリン弾いてるんだ。そんな決して裕福ではないおっさんが僕にハンバーガーをおごってくれたんだな。このおっさんの未来はどうなるんだろう。余計なお世話だが、急に心配になった。しかし、僕は単なるフリーター。非力でゾフを助ける事は出来ない。
なぜか悲しい気持ちに襲われた。。

しかし、ゾフのおかげで少しアメリカが好きになったよ。
それと英語は流暢に話すことが重要じゃなくて、話す内容が重要なんだなともゾフに気づかせてもらったよ。

ありがとう、ゾフ。

ロサンゼルス編　サッカー

僕はユースホステルみたいなところに泊まってたんですが、泊まってる面子でサッカーすることになりました。あまり乗り気ではなかったが、流れで参加させれました。
その中でブラジル人は勿論、サッカーが上手かった。僕も日本人代表として上手くはないが頑張った。そこで、同じチームにアメリカのどこから来たか分からないが、黒人が一人いた。そいつの風貌はいかつい感じ。いかにもって感じでサッカーうまそう。こいつはやってくれるはず、、であった。。。

しかし、、、
足が遅い。反射神経めちゃ悪いぞ。。リズム感もない。。何じゃ、こいつ。
運動神経めちゃくちゃ悪いやんけ！
それだけで悪いけど爆笑！

黒人＝運動神経が良い、リズム感が良い

が見事に崩れ去りました。ギャップでやられたとです。。
後で笑った理由を彼に話して許してもらいました。すみませんでした。。

確かに
昔の日本人イメージ＝メガネ+カメラ
とは限らないからな。

貴重な体験が沢山出来ましたが、完全に若気の至りです。。すんません。。